営業とは、まずはあなたが顧客を好きにならない限り、抜群の成果は出せない

仕事のスタンス

こんにちは、はっせーです。

営業職とは物やサービスを売る仕事なので、社内研修では下記2点が一般的です。
【知識の補充】自社商品知識と対抗品知識、関連する周辺知識の補充、確認テストなどを実施
【スキルの研修】売り込む方法の手段として、セリングスキル、プレゼンテーションスキルの研修や顧客を想定したロールプレイの実施

スキル研修に関しては、人材開発系の多くの業者が存在します。
理由はお金になるから。

研修パックとして論理的に受講者に説明出来る、そして評価しやすい(受講者のスキルが向上したと判断出来る)といった点がありますので、自社の成果をクライアントにアピール出来るの事が、業者の多い理由でしょう。

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上記の知識とスキルが有れば、物やサービスは売れるのか?

知識は個人差が出るものなので、多いに越した事はありません。
社内テストで全社平均点が70点として、85点と95点の社員の知識の差は販売成果に差が出るのか?

私は出ないと思います、ある一定の知識の質を担保していれば販売能力の差は無いでしょう。

ではセリングスキルの実施にて相手のニーズを引き出し、自社品の特徴を相手のメリットに変換出来れば、継続的に売れ続けるでしょうか?
このスキルを上達すると、販売に差が出るかも知れません。

しかし今は飽和の時代。
何でも有りますし、入手方法も簡単になりました。相手のニーズは本当に有りますか?
・あなたの売っているものは、顧客の要求に対し素早く仕様変更が出来るものですか?(プロダクトイン)。
・または、会社が作った完成品を売っていますか?(プロダクトアウト)。

大抵のビジネスマンは、すぐには仕様変更が出来ない完成品を売っていると思います。
完成品を売っていて、その上で類似の競合品が沢山あるとなると、セリングスキルも万能とは言えません。

顧客が多くの競合品が有る中で、あなたが売る物を選択した理由はニーズが一致したから。だけでは有りません。
あなたから買っても良い、と思われた信頼関係の構築が大きいと思います。

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多くの競合の中から、あなたを選んで頂くには?

普遍的な所ですが、人は自分に興味を持ってくれている方に好意を持ちます。
恋愛が典型的です、自分を好きになってくれる人が好きという人も居ます。

だから、あなたが顧客を好きになれば良いのです。
重要顧客は60歳代のおじさん・おばさんも居ますので、単に異性を好きになるようにはなりません。

好きになるとは、相手に興味を持つ事。
オフィスの場所・外観、入り口に飾ってある植物や絵、内装や家具、洋服、時計、車、従業員の雰囲気や対応、匂いなど全てを観察して下さい。
あなたが気になった所を褒めながら、興味を持って顧客へ質問をする事です。

自分に興味を持ってくれている相手に対し、人は好意を持つものです(少なくとも嫌われない)。
継続して物を売り続けるとは、顧客に気に入られリピート率を上げるという営業センスが重要となります。
センスとは感覚的、なので外部研修業者も立ち入りにくい箇所ですが、非常に大事です。

顧客に興味を持って接して下さい、人間関係の距離が縮まる頃にはあなたの表情が柔らかくなっている筈です。
その表情が更に距離を縮め、継続した販売力Upと好循環に繋がってきます。