フランチャイズ、早期に撤退することも大事(後編)

独立への道

こんにちは、はっせーです。
今回の話は3部作で長くなりましたが、お付き合い下さり有難うございます。
凄く大事な話ですのでフランチャイズを加盟を検討の方は、是非最後まで読んで頂けると幸いです。

私がフランチャイズを辞めると本部に伝えた時(加盟して1年弱)、同じ都道府県にも別オーナーの店舗が複数店有りました。
オーナー同志で集まる事も僅かでしたが有りましたので、年齢・前職も凡そ知っていました。
そして殆どのオーナーがフランチャイズのみの専業ビジネスでした。

私より少し後で開業した年下のオーナーが居ましたので、最初にその人から電話で辞めると伝えました。
すると「寂しいじゃないですか、そんな事を言わないで下さいよ~」と言ってました。
今、あなたの店の売上は?と聞くと、私の店舗より少なかったのです。

すると彼は、国民金融公庫から借りたお金が底を付いて来たので、追加で500万円を借りようかと思っていると言い出しました。
私は絶対に辞めておけと反対しました。
開業時に500~700万円ほど、公庫から借りていた事は知っていました。
借りたものは返さないとならない、こんな調子で大金を返せるのか?と。

彼は私が脱退後、更に1年弱は商売を続けていました。
他店舗のオーナーから聞くと売り上げはさほど変わっておらず(従業員が増えていない)結局閉店しました。
合計2年弱ほど商売を継続したということは、500万円を追加で借りたという事だと思います。

彼とはFacebookで繋がっていましたが、アカウントは無くなっています。
電話はお互いに事業用スマホでしたので、お互いの電話番号は消滅しています。
現在どうしているのか判りません。

殆どの店舗が閉店となる、閉店後のオーナーの末路

私が加盟する2年ほど前から開業している年長のオーナーが居ました、フランチャイズ専業です。
従業員も多く、間違いなく同じ都道府県では一番繁盛している店舗でした。
退職金を注ぎ込み店舗の内装にもお金を掛けておられましたが、給与面・社会保険加入の有無について従業員とのトラブル発生は何度か聞いていました。
従業員にとって社会保険完備とそうでないでは雲泥の差です。ですが社保に加入すると、経営者の金銭的負担はかなり重いものです。

その店舗も私が辞めて1年後位に、自己破産までして辞めました。
従業員の離反が閉店の原因で、オーナーは60歳位です。
中途半端に売上があると、商売を辞めるのは勿体ないと思ってしまいます。
辞める時期を逸してしまうと借金の上積みや自己破産など、人生のリセットが難しくなるケースを見る結果となりました。

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また別の店舗の私と同じ年位のオーナーは開業して1年半ほどで閉店。
閉店したお店のお客様を安く売って貰った店舗側のオーナーは、一時は受付でも雇わなければと言ってたほど繁盛していたそうです。
しかしお客様を頂いてから1年も経たず、結局売上不振に陥り閉店しました。
その方はサラリーマンに戻ったという噂を聞きました。

前述の1年半で閉店した同じ年位のオーナーですが就職が見つからず、同じフランチャイズの別店舗にて運転手として雇われ働いていました。
会社員時代は管理職もしていたと聞いていましたので、給与は激減しています。
ですが、運転手として雇われた店舗も1年程で閉店しました。

同じ年位の元オーナーですが今は何をしているのか不明です。
LINEのアカウントは残っていますが連絡は取っていません、掛ける言葉も見つかりませんので。

もう誰とも何年も会っていません。
結局フランチャイズの専業組は私含め、同じ都道府県で5店閉店しました。

結果的に、早期に脱退を決意したことが良かった

私も会社を辞めフランチャイズに加盟した時は、成功して大きくなってやると意気込んでいました。
もちろん、他店舗のオーナーも同じ想いだった筈です。

私の場合は売上が急減という恐怖と、従業員確保という問題も有りました。
このまま継続して勝てるのか?投資資金は回収出来るのか?と1年で脱退を決意しています。
キズは負いましたが、致命傷では有りません。

会社員へ戻るに辺り業界から離れて1年半のブランク、ハンデは有りましたが何社かは面接もし内定も頂きました。
2年以上ブランクがあったら、書類選考で全て跳ねられていたかも知れません。

他店舗のオーナーは、自己破産・多額の借金・消息不明・サラリーマン復職と末路は様々。
フランチャイズに入ったから、心強い・安心などと思っては絶対にダメです。
私の周りは皆閉店に追い込まれていますが、本部はフランチャイズセミナーで相変わらず勧誘活動をしている事がネットで判ります。

私がフランチャイズを辞めると決意した時、当フランチャイズに加盟しようかと思っているという男性から電話が有りました。
電話口では「潰れた店舗は1つも無く、皆成功している」とセミナーで聞いたそうで、凄いじゃないですかと高揚した感じで加盟の相談でした。
私は経営不振で来月にも閉店する事を伝えました。
他店舗の苦しい現状も説明し、〇〇店・△△店・◇◇店に確認で聞いてみたらとお勧めしました。
本部からサポートの電話1本すらなし、スーパーバイザーも不在で連絡なし、集客ノウハウも無い事を伝えました。

私の勧誘時は本部から万全のサポートですと説明が有りました。
今現在でも閉店した店舗は有りませんと、勧誘セミナ―で説明しているのかは判りません。

フランチャイズの売上を伸ばすノウハウという本部の言葉を、鵜呑みにしては絶対にダメです。
結局は商売なので、競合他社は必ずあり顧客の取り合いです。
本当にノウハウがあるフランチャイズも有るのかも知れませんが、私と周りのオーナー連中は惨敗という加盟結果でした。

傷口が大きくなる前に、再起を狙う発想が大事。

皆、成功を夢見て勇気を出しての脱サラでのチャレンジです。かなりの勇気が要った筈です。
しかし中途半端に売上金額が有る事が、撤退の決断を迷わすと思います。
月/300万円の売上があっても、支出も300万円では自分の給与はゼロです。
失敗してはいけない・後が無いという想いが、閉店の決断を先送りし傷口が大きくなる要因でしょう。

フランチャイズは加盟金だけでも数百万円は掛かります。
加盟した後はロイヤリティーやシステム利用料などの名目で、毎月/5~10万円の支払いが発生します。

脱サラをするのであればサラリーマン時代に入念な下調べと、自分でやりたい業種の実店舗を探す。
自分が教えて欲しいと思う店舗に休日はアルバイトでお手伝いするや、お金を支払って仕事内容を教えて頂くというのが最も近道で、現実的な良い話も悪い話も聞けると思います。

探した店舗で教えて頂き経験を積んだ後、本当に脱サラして開業するのか否かを決めれば良いと思います。

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私と私の周りのフランチャイズを専業として人は、皆失敗しました。
専業ではなくセカンドビジネス(2つ目の商売)の方は、資金に余裕がある(収入源が他にもある)ので立ち上がりが悪くても多少我慢が出来ると思います。
セカンドビジネスで最初の商売の関連ビジネスも実施していれば、相加効果も期待出来ます。

チャレンジする事は良い事だと思いますが、絶対に致命傷を負ってはダメです。
本や講演などで、起業して最初の事業は大抵は失敗すると聞きますよね。
起業する前から失敗を考える人は居ませんが、万が一の出口戦略のイメージは非常に重要です。

年を取って前職からブランクが空いた致命傷は、再就職できない(就職出来ても給与安い・キツイ)、再起出来ないというリスクも潜んでおり、早期撤退で態勢を整えるという心構えも大事です。