成功したければ、成功者の真似をするのが一番効率が良い。

仕事のスタンス

こんにちは、はっせーです。

MR(医薬情報担当者)の仕事とは、営業なので販売目標金額が常にUpで設定されるもの。
今期は切り抜けられても来期はしんどい等、楽はさせてくれません。

販売計画達成のために、本社やプロダクトから販促費を突然頂くケースも有ると思います。
そんな急に100万円とか予算を貰っても…と、どう使って良いのか判らないや、定型的な地元の有力医師を座長に立て、遠方から有名演者の招聘の講演会開催では能が有りません。

イベントを開催する事が目的では有りませんので(貰った経費は使う必要は有りますが)。

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営業とは商品を最大限に売る事が目的となりますが、講演会など箱物は誰を対象に形式は何が効果的なのか?
開業医・病院医師・専門医なのか、一方向の講演会・テーブルで少人数のディスカッション形式・グループ分けして討議の発表形式・パネルディスカッションがメインとするのか。どのようなクリニカルクエスチョンを作成するのか。

専門性の高い薬剤・プライマリー製品・対象患者さんは多いのか、点滴なのか内服なのか、病理や薬剤師・看護師の関与など対象者は一様ではありません。

自分達の持っている情報が全てではない、周りを見よう。

幾つかの会議に参加していると、社内で競争している他所のチームがどのような手法を講じているのか、大体見えてきます。
そこからヒントを得て自分達で企画を形にするのですが、会議で得られる情報とは案外表面的なものです。

理由は会議時間は限られおり、他にも討議すべき項目は多数ある。あとは自分の手の内を見せたくないので言わない、でしょうか。
会社員とは数字の絶対評価と、誰が上で下なのかの相対評価。手の内は見せたくない心理が働きます。

私のチームもある製品の伸び悩みで困っていた時期がありました。
イベントなど定型的な手法を講じていましたが、何故か売上が伸びず時間だけが過ぎていく。
他所のチームが伸びていたので焦りました。

車を運転する時も音楽など止め、静かな社内で考えながら運転していました。
不思議なもので、何日も悩み苦しむと案が浮かんでくるものです。

本社側が用意した演者リストがあったのですが、当時所長だったので他課の所長1人1人に電話をして確認すると、あの人は演者として相応しくない、本社側が勝手に演者リストに入れただけ、リストには入って無いが〇〇Drの方が使用経験があり説得力があるなど、思っていた情報と違う見えなかった情報が一気に入ってきました。

情報も揃えば他課の良いとこ取りと、出来る人に仕事の割り振り依頼。

形式を決め演者も揃い、クリニカルクエスチョンは仕事の出来る専任者にも協力して頂き、手作り感のあるパッケージが出来ました。
医師からすると、良い質問とそうで無い質問など玉石混合感は否めなかったようですが、手作り感が出て逆に良かった感じでした。

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結果的に上手く成功しました、電話を関係各所にしまくった事が始まりです。
当時協力してくれた所長・MR・メディカルには感謝しか有りません。
他所が上手くいった演者情報を得て過去の形式を真似、その幾つかを複合させたものに仕上がりました。

1からオリジナリティーを考えていると、時間ばかりが過ぎ去り時間の無駄です。
物事のトリガーとなる人が最速で行動し、パクる事・アドバイスを貰う事を恥じず全体を動かせれば、上手くいく確率は高いはず。
良いところはパクって、成功させて下さい。