営業は、1体1のシチュエーションを探そう

仕事術

こんにちは、はっせーです。

営業の仕事とは、職種で営業の人だけでなく、普段内勤業務をしている人も、顧客に対しプロモーション浸透や登録促進・提案等を実施し、顧客の了承を得ないといけない場合があると思います。

顧客へサービスや物を売り込む場合
  ①予めアポイントを取得して、顧客と面会する。
  ②何度も足を運び、会えない・多忙・不在など顧客とゆっくり話しが出来ず
   時間は掛かるが、少しずつ信頼関係を構築しながら売り込んでいく。

上記の2通りがオーソドックスですが、大抵は多くの顧客を抱えておりアポを取るほどの用件や人間関係も出来ておらず、何度も足を運んで顔を出す②番の営業に該当すると思います。
特に新規顧客の開拓となると、②番に該当するケースが圧倒的だと思います。
最初から都合よく、アポイントの時間を設定して頂けません。

何度も顔出しに訪問(営業)に行くと、顧客からまた営業の人が来てる…と敬遠されます。
しかも営業の人はあなただけではなく、同業他社も多く訪れています。
簡単には、あなたの提案する商品・サービスは売り込めません。

応接室のような場所で話せれば良いですが、顧客側の社員が居るオフィス内の一角で商談する場合、周りの人にすべてやり取りが聞こえています。
会話が周りに筒抜けで話にくいな…、と感じた状況ってありませんか?

周りの人は、敢えてあなたとの会話を聞いていませんが、勝手に聞こえてくるという状況で、やはり聞いています。
あなたと顧客との会話に対して、周りの同僚の人は「あんな事まで喋っている」「簡単に承諾した」「随分とあの営業の人と親密だな…」など勘ぐりを入れられると嫌なので、結論を先延ばしに濁したり、本音を話さない(話しにくい)ものです。

そのような状況では、ビジネスの交渉は難しいです。

顧客側の本音を聞き出すには?

今回のお題にしていますが、1対1になれるシチュエーションを作れるとスムーズに事が運び易くなります。

営業で顧客を訪問するとなると、顧客の都合の良い時間帯には他社の顧客も居るので訪問時間が似通りがちです。
そうなると、同じシチュエーションで同じ担当者ばかりの面会となり、なかなか突破口は見い出せません。

必ず攻略したい重要顧客ならば、訪問時間を変える、面会場所を変えるなど試行錯誤し、顧客の行動パターンを理解する必要があります。

・Aさんは火曜日の19時過ぎからは、5階のコンピューター室に1人で残業している。
・Bさんは、月・木の16時頃は、1人で休憩室にいる。
・Cさんは、水曜日は18時には帰宅するので、駐車場で1対1のシチュエーションを作れる。
・Dさんは朝8時前に来て、リラックスした時間帯が有る…等。

要は顧客が複数人で束になっている事が話辛くなる原因で、バラバラに接する必要があります。
複数人居ると冷たい態度しか示さない人が、1対1になると話しを聞いてくれた。
雑談などに応じ友好的な態度を示しだした、など変化が訪れます。

無論、簡単では無いです。
嫌な事もあるでしょうが、それでも足が遠のからず、壁を超え、耐えれるかです。

1対1になることにより、顧客の情報収集やあなたの信用・信頼を高める事により、少しずつ味方に変わってきます。
そうして一人ひとりを攻略し、あなたの評判を上げ成果へと結びつける事が出来ます。

1対1となれるシチュエーションを探すことは、訪問頻度を上げるなど容易では有りませんが、確実な顧客攻略の一つの方法です。
相手の懐に入り込めると、最初は辛い営業だった筈が段階的に楽になってきます。
更に成果として実績が伸びだすと、楽しくなり顧客に感謝したくなりますよ。