フランチャイズに加盟、開業し順調な滑り出し(前編)

独立への道

こんにちは、はっせーです。

私は脱サラにて独立した経験が有りますが、撤退しサラリーマンに復職しています。
いきなり脱サラといっても、何の仕事をして良いのか判らない。
独立の相談といっても周りはサラリーマンしか居らず、相談出来る人は居ないかと思います。

独立して失敗は許されないので、フランチャイズに入った方が成功確率が高いと思いました。
加盟金やロイヤリティーは掛かりますが、集客やノウハウの指導が受けられ安心との想いからです。
フランチャイズで検索すると、代理店・教育・飲食・サービス・福祉・小売・美容など100社以上が出て来ます。

リクルートなどフランチャイズセミナーは、各都市で参加無料にて結構頻繁に開催されています。
簡単な登録で参加してみると、最初は大部屋で各社(8社ほど)10分程度のプレゼン終了後に、参加者が気になった企業ブースで詳細説明(45分程度だったか?)を少人数で聞くというスタイルでした。

私は週末に参加しましたが、大部屋には70名程は集まっており、こんなに居るのかと思いました。
参加者の年齢的には40~50歳代が多く、女性は3割程度居られました。

企業のプレゼンターは、広報担当や社長も居ました。
後日、加盟前にもう一度詳細説明を2時間ほど聞く機会がありました。
一番気になるのは集客のノウハウですが、加盟しないと教えられないとのことで答えてくれません。

既に加盟している店舗へ見学も行きましたが、その方は関連業種の会社の社長でもあり、フランチャイズはセカンドビジネスでした。
この商売も競合は多いと、また他に自分は関連ビジネスをしているので他店舗とは違うとも話されていました。

人から感謝される仕事との想いで、フランチャイズへの加盟を決断する

社会人人生、4分の3がサラリーマン、残り4分の1は自営業の経験も良いのかとの想いもありました。
私も嫁も実家は自営業でしたので。

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人から感謝される仕事という事で加盟を決め、希望エリアを第3候補まで伝え、本部の審査が通ったので手付金(25万円ほど)を払い、会社には辞めると伝えました。
審査といっても何を審査したのかは不明。履歴書や職歴書を出す事もなく、面接も有りませんでした。

加盟金(数百万円)を払い、担当エリアが決まるという手順で、その後研修が1ヶ月間有りました。
研修は遠隔地の田舎でしたので本部よりお勧め物件一覧など情報を貰い、車も1台借りて下さいとの事だったので、マンスリーレオパレスと軽自動車1台を借りました。もちろん自腹です。

会社を辞める前は、これから次の仕事だなと期待も大きかったいう印象があります。
本部の説明では潰れた店舗は無いとの事で、目論見書には上手くいった場合の売上高と利益のシュミレーションの記載があり、大きな金額が記載されています。
事業用の銀行口座を新たに開き、1.000万円を入金しました。
銀行員の若い社員より、事業を始めるとはカッコいいですね、自分もそうなりたいと言ってました。

何度か会社で送別会を開いて頂き、脱サラする人は周りに居ませんので頑張って下さいと。
不安も有りましたが、意気揚々としていました。

研修に参加して、自分自身の世間知らずを知る

研修に出て感じた事は、脱サラで自営の商売が右も左も判らないという人は私だけでした。
どういう事かというと…
多くの人は、セカンドビジネスのオーナーでした。

研修の初日、初めて顔を合わす新規オーナーの方々。
名刺交換の挨拶が始まります、私は脱サラなので肩書なしの名刺無しなので貰うだけ。
研修は新規加盟店が有るとき毎月実施で、その月は私を含めオーナーは4人。
私以外は社長や社長の奥さんで皆さんセカンドビジネス(2つ目の会社や事業)でした。

サラリーマンしか経験の無い私は、全く会話についていけませんでした。
社会保険・交際費・給与支払・労働局・商工会議所・税金など、サラリーマン時代は話題にすらなりませんので、全くの無知でした。

その時に衝撃だったのは同じ年の社長で、事業で銀行からの借り入れ金が7,000万円あると。
お金を借りると利息が勿体ないと思っていた私には、驚きの金額でした。
サラリーマンなら、お金を借りるといえば家のローンくらい。次元が違いすぎました。
その社長からは、手元にキャッシュは置いてお金は借りるものだと。

脱サラで収入が途絶えた私と、セカンドやサードビジネスのオーナーとでは金銭面と心理的な余裕も全く違うなと感じました。
研修から戻ってくると国民金融公庫に出掛け、言われた通り200万円お金を借りました。

いざ、開店にて営業開始

店舗を借り看板を付け、机・椅子・プリンターなどの事務用品を揃え、従業員も雇います。
商売を始めるに辺り商工会議所へ行き、開業の事務手順を教えて頂きました。
商工会議所の女性の所長より何も知らない私に対し、あなたの所のフランチャイズは何もしてくれないのね?
本当に大丈夫?と嫌味を言われましたね。
会社を辞めて加盟したばかりなのに、そんな事を言われても…と内心思っていました。

税務署へ開業届を出し、ハローワーク・労働局と手続きを済ませます。
(上の写真、個人事業の開業・廃業等届出書が開業届です。税務署に置いてあります・無料)
全ての手続きが終わり営業に出掛けます、待っていても客は来ません。

会社員時代は業界で公正取引協議会があり、罰則も有りましたので競合他社を含め各社がルールを厳格に守っていました。
個人事業主で外に出ると弱肉強食の世界、ルールなど犯罪で無ければ何でも有りみたいなものです。
昔から付き合いのある会社に頼んでいるので、新規はお断りと無碍な対応も多々有りました。

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心が折れている場合では有りません、脱サラした以上稼がないと生きていけません。
断られても、嫌な顔をされて悩み幾度と足を運び、忍耐あるのみ。諦める=生活困窮に直結です。
ポスティングも日曜日と雨の日以外、毎日していました。

開業して4ヶ月後、2人目の従業員を雇うまでに売上は増えていきました。
売上は増えても、店舗家賃・自分の家の家賃・駐車場代・従業員給与を払うと無くなります。
まだ、自分の給与は有りませんが2人目を直ぐに雇うなど想像していなかったので、順調な滑り出しに気分は高揚していました。

後編に続く